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繋がりがある東京アナウンス学院の学生に奄美大島の女子がいるらしく、話を聞いてみたら、色々と楽しい。番組内でもコメントを貰っているが、上京三ヶ月の未成年の言葉にはまだ東京という汚らしい街に汚されていない透明感というなの純朴を感じられます。
地方都市の親が辛い思いをした息子や娘に「田舎に帰ってらっしゃい」というのは、それ以外にアドバイスが出来ないからに他ならないと宮川は思っています。人生の先輩でありながら、親が息子(娘)に「追い抜かれる」という時期はミドルエイジにならないと来ないだろうが、若くして、働き始めた上京者は「親の知らない世界で働く」事で、親からのアドバイスが何も得られないに等しい。勿論、精神論と慰めにはなるし、それがあるから、辛い思いをした時に、息子や娘は田舎の母親に電話をするのだろう。
声を聞いて安心出来るし、親も安心する。最初は、親は我が子から頼られている事を嬉しく思う。何をしているかまるで解らない状態ではなく、悩んでいようが行き詰まっていようが連絡をして「本心を吐露」してくれた事が嬉しい。しかし、そのうちに、悩み多き若者の事が心配になり「何かをしてやりたい」という気持ちになる。そこに具体策はない。言えるのは「帰っておいで」ぐらいだ。
一人暮らしの大変さから解放されることはあるにせよ、果たしてそれがいいのかは解らない。僕のように、親はどう思おうが、自分の人生なので、好き勝手やらせて貰います、と、割り切って、親に泣かれながらも後悔のない選択をし続けられる者は少ないかもしれないけど、それが出来ないばかりに、可能性の芽を自分で潰える方へと流されていくのを甘んじて受ける若者が多くて、残念に思う事も多い。
だが、それは、見方を変えればこう言う事とも思う。僕は東京生まれの東京育ちなので、田舎というものがない。田舎がある人に対する嫉妬が強いようにも思える。夏休みはみんなは帰省して僕だけ東京に残り、暇だった。なので、そういったジェラシーや憧れが、歪曲してそんなことを考えているのかもしれないなぁ、なんてことを時折考えたりするのよねぇ。